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鈴木 崇史; 皆川 昌幸*; 外川 織彦
第11回AMSシンポジウム報告集, p.31 - 34, 2009/01
日本海の東部日本海盆における海水試料中のI及びCの濃度を表層から底層まで加速器質量分析装置で測定した。I, Cともに表層で濃度極大を示し、水深とともに減少していた。底層水中のI及びCは一定値を示した。2007年7月及び11月に採取した海水中のI /Iはそれぞれ(7.10.8)10及び(6.70.3)10であり誤差範囲内で一致した。また2007年7月に同時に採取した海水中のCは-587‰であった。本研究で得られた底層水中のI及びCから日本海底層水turnover timeを見積もった。Iの場合、核実験以前のI/Iレベルが1.510から約60年間で現在のレベルに到達したことから見積もった。Cの場合Gamo et al. 1983で観測された東部日本海盆におけるC値-808‰から30年間でCが22‰増加したことから推定した。I及びCから見積もられたturnover timeはそれぞれ300年と270年であった。